私の選んだ道は
- fcsakai2
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配偶者が会社員じゃなくなって、夫婦ともに国民年金、国民健康保険をおさめることになってから今日まで33年間、毎年配偶者の確定申告をしてきた。税金が無駄に使われてしまわないのであればよいが、そうではないようなので、1円でも節税できたらと医療費のレシートの山と格闘してきた。自分の収入も少しづつ増えて、私自身も確定申告して税金を取り戻すようにもなった。
そして、年金はすべて納め終わり、もらう年になった。10年前から配偶者は社会保険に加入して、私はその扶養者となっている。扶養者で居続けるためには年収の制限がある。私は今の仕事が好きだし、もっと挑戦したい。あと何年現役でいられるかわからないが、やっと自分の好きなことができている気がする。一方、私が扶養者でいようといまいと、配偶者の払う社会保険料は変わらないので、私は扶養者でいる方が得だ、と思うけれど、そのために毎月限度を越さないよう気を配らねばならない。
で、私は扶養を抜ける選択をした。年金の支払いはないが、国民健康保険を払わねばならなくなったし、もしかしたらすごく損をしているのかもしれない。それでも、気持ちはとても楽になった。多分ずっとこうなりたかったんだなと思えた。スウェーデンには扶養義務の考え方がないらしい。個人はすべて経済的に自立することが原則だそうだ。それに引き換え日本の法律、制度、すべて家族を基本としている、世帯単位だ。その中でいつも働き方、生き方を考えさせられるのは女性だ。もちろん考えている男性もいると思うが、多くの男性は結婚しようと、子供が生まれようと、自ら働き方を考え直したりすることは少ないように思うのは私の偏見だろうか。配偶者に突き付けられて初めて考えた男性もいるかもしれない。多くの女性は自分の働き方や生き方を調整しているのではないか。なんで、と思わないですか。
損得ではなく、自分の尊厳を大切にしたい。子どもたちも独立したからできるのかもしれないが、しばらくはこのままでいたい。私の選んだ道だ。
6月のふぇみトークは「夫の扶養を抜け出してみる?~130万の壁って何?~」
年収の壁はいろいろあります。年収の壁について知り、自分の働き方や生き方を考えてみませんか。そして、わいわいがやがやお話ししましょう。 (tak)

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