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  • fcsakai2

里山の景色

気温がグングン上昇しています。暑い夏をおもわせますが、故郷の里山はまだ風が爽やかで木陰に入ると汗がスッと引いていきます。鮮やかな新緑のなか、時折聞こえる鶯や雉の鳴き声を耳にすると穏やかな気持ちになります。

この里山は春になると筍や蕨などの山菜が沢山取れます。喜んでいるのは人間だけではありません。猪も筍を食べようと土を掘りまくり竹林を荒らします。いつの間にかこの山系一帯に猿が住み着き、猿や猪が農産物を食い荒らす被害が後を断ちません。農家の人は畑を柵で囲ったり、早めに収穫するなど色々工夫しながら動物達との共存を図っています。先日知り合いから頂いたスナップエンドウは猿と競争して収穫したものだと話しておられました。里山でBBQをしようと目論んでいたのですが、匂いを嗅ぎつけた猿の軍団に囲まれ早々に退散したという話を聞き、あえなく断念しました。

先日ちょっと驚いたことがありました。里山の一画に紫色のケシの花が咲き乱れていました。名前はアツミゲシと言います。しかしこのケシの花の実は大麻の原料になる種類のもので、繁殖力が強く各地で問題になっているそうです。種が飛んで来て民家の庭にも自生することがあるそうなので注意が必要です。各自治体がこのケシの花を見つけたら保健所や警察に連絡するよう注意喚起しています。

里山は自然が一杯で癒されますが、人の手が入らなければただの荒れた山でしかありません。里山の維持は大変ですが、いつまでもずっとこの環境が守られるといいなと願っています。    

 みんと




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