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八重桜

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うちの玄関をでたところに八重桜の木がある。サクランボが咲いて散り、ソメイヨシノが咲いて散りかけた頃、毎年たくさんの花で気持ちを慰めてくれる。昨年もいっぱい咲いた。ところが今年は下の方の枝しか咲かなかった。上から三分の二は何もない状態。そんなことがあるのか、とびっくりしたし、すごくショックだった。

一昨年も、去年も咲いたのだから、今年も咲くだろう、って思っていた。なにか原因があるのだろうが、それを知っても、今年は咲かなかったということは変えられない事実だ。原因が分かって対処して来年は咲くかもしれないが、それは来年のこと。もしかしたらもう咲かないかもしれないし、今年咲いた枝でさえ咲かなくなることだってあるかもしれない。

何でも永遠に続いていくということはないのだろう。いつか終わりが来る。桜だって年をとるし、病気にもなる、物理的な力が加わって継続できなくなることだってある。いくつになっても学習しないというか、終わりが来ることだってあるとわかっているのに、こういうことがあると、なんか落ち込んでしまう。

私はどうだろう、私も年をとったと感じることがよくある。今日が終わって明日が来ても私は同じように生活しているのだろうか、来月はどうだろう、来年は。でも、先のことが分からないから今を生きていられるのだということもわかっている。だからこそ、今が大切、今を楽しみ、今を一生懸命生きる。

桜は美しい、桜がとても好きだ。毎年桜の季節が来るとついたくさん写真を撮ってしまう。でも今年は八重桜の写真だけは撮れなかった。昨年の八重桜を載せておこう。



 
 
 

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