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羽ばたけ女の子たち、そして、これからの男の子たちへ

先日上野千鶴子さんのオンライン講座に参加して、2冊の本を紹介してもらったので、早速読んでみた。


1冊は上野千鶴子さん自身が10代の女の子に向けて書いた「女の子はどう生きるか」


この性差別社会の日本の中で女の子がモヤモヤしたことを質問したら上野先生がばっさばっさと回答していくという形式で、根拠となる正しい知識やデータも示していて、社会の問題をジェンダーの視点で明確にしてくれる本だ。東大での祝辞やお勧めブックリストもあって私たちが読んでもとても興味深い。

 




もう1冊は弁護士の太田啓子さんの「これからの男の子たちへ」


性差別やジェンダー格差が問題となるとき、先の本のように女の子をエンパワメントしていくことが重要視されがちだが、太田さんは二人の息子の子育てを通して、彼らもまたこの性差別社会を生きていく当事者なのだと思うようになった。もちろん、性差別によって直接の不利益、深刻な悪影響を受けるのは女性であり、女性が当事者であるということに意義を唱えているのではなく、その性差別をなくすためには男の子の育て方がキーになってくると気付いた。男の子たちが、旧来の「男らしさ」に囚われず、かつマジョリティとして性差別について物申すーそういう男性の、「あの人みたいになりたい」と後進世代に思わせるようなロールモデルを自分なりに作っていってほしいと願って、男の子たちに伝えたいこと、分かってもらいたいことをこの本の中に書いたのだ。


副題に「『男らしさ』から自由になるためのレッスン」とあり、ジェンダーのことや性のこと、セクハラ・性暴力などについても男の子たちに、そしてその男の子を育てている人に向けてメッセージを送っている。うんうんそうそうとうなづきながら読んでいくうち、これを教科書にして発達段階に応じた内容を小学生、中学生、高校生に読ませられないかしらと思った。


3人の娘の母である私が子育てをしていた頃にこれらの本があったら、もっと違う子育てができたのだろうか。いや、その頃の私ではこの本に手をのばしたかどうかわからない。でも今からでも遅くない。春には小1になる男の子と2歳の男の子、そして小3になる女の子の孫たちがいる。何も余計なことは言わずに娘たちにこれらの本を贈ってみようと思う。

 (tak)


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