最近、誰もが安心して使えるトイレってどんな形がいいのか考えさせられることがあった。
事の発端は、ある公共の場所で、利用者さんから、女子トイレに男性がいるから見に行ってほしいと通報があり、確認したらその方は男性ではなく、逆に職員がその方に怒られたということがあったそうだ。
昨今の、多様性を尊重する社会を推進していくという世の流れからすると、トイレが女子用と男子用の2種類しかないという状態では、今後、色々な問題が表面化してくるだろう。
外見から性別を判断することは不可能だし、判断しなければならないとしたらそれはもうナンセンスという時代になりつつあると思う。つまり性別を基準に対応やら条件などを整えるのではなく、できるだけ誰もが利用可能なものをつくっていくことが今後のあるべき姿なのではないかと思う。
トイレはプライベートな場所であり、安全のためには閉鎖的な空間にならざるをえないが、逆にそれが犯罪を誘発させることにもなっている。誰もが安心して使えるトイレというと、ユニバーサルトイレがある。ユニバーサルトイレは個室になっていて、プライバシーが保てるし、車椅子対応にもなっていて面積が広いので、いろいろな対応ができる。また廊下に面していることが多いので誰でも入りやすく、人目もあるから犯罪の抑止にもなる。
多様性の問題を考えるとトイレの問題に限らないだろうが、優先順位的には結構高い問題ではないかと改めて思った。これをきっかけに既存の設備やいわゆる常識というものを多様性というところから再検討していけたらいいなと思う。
みんと
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