
2019年に立て続けに子どもへの虐待によって幼い命が奪われるという悲惨な事件が起きました。こうした虐待の背景には、女性への様々な暴力であるDVがあることを、女性たちの語りを日々聴いている私たちは知っています。私たちだからこそできることとして、被害当事者の女性を含め、一人でも多くの人に発信する必要があると感じ、チームで出版に向けての準備を進めてきました。
DVや虐待の理論書は多く存在しますが、家庭の中で生きづらさを感じている女性が手に取られた時に「これは私のことかもしれない」と感じてもらえるようにと、専門用語をできるだけ使わずに、どなたにも読んでもらいやすいような読みものを目指し作られました。多くの事例を構成し、一人ずつのものがたりとして書かれています。
残念ながら一般の書店には並んでいませんが、行政の相談機関には配布されると思います。一人でも多くの女性にこのエールが届けばと願っています。
**バジル**
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