先日、父と母に「エンディングノートを書いてね」と渡した。今春、母が入院したことをきっかけに家族が集まり、これからのことをいろいろと話して、「もしも」のときのために大切なことを書いてもらうことにした。父は「ピンピンコロリがええなあ」とよく冗談めいて言い、私もまだまだ先のことだと現実をみないようにしていたが、老いは確実にやってきている。終活の一環、人生の最後について考えるのだから、すぐには書けないところもあると思う。ゆっくりと考えて書いて欲しい。自身のエピソードや思い出等を書くページもあるので、懐かしく振り返って欲しいと思う。
入手したエンディングノートは「大阪法務局/大阪司法書士会」が発行したもの。
ノートの内容は、わたし自身のこと、もしもの時の連絡先、家系図、わたしの財産について、介護が必要になった場合に望むこと、病名・余命の告知、延命治療・終末医療・尊厳死の希望、葬儀のこと、お墓のこと、相続・相続登記、遺言書の種類や書き方、法定相続人の遺留分について、配偶者居住権の制度や成年後見人制度に関すること、関連する相談先の情報など、必要な事柄がわかりやすく書かれている。しかも文字が大きいので、高齢でも読み書きしやすくてとてもありがたい。
(このエンディングノートは大阪法務局及び大阪司法書士会のホームページからダウンロードできます) <arare>
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