去年は公私ともに様々なことに追われ、心身ともにゆとりがなかった。それを言い訳に、買ってきたバジルの苗をすべて枯らしてしまうという体験をした。
一昨年にバジルが育ったプランターには、根っこを抜いてそのままにしてあった土が入っていた。一見、土は普通に土色をしており、何も変わらないように見える。
去年の連休中に、苗を買ってきてそのプランターに、まあ大丈夫かな、と安易な気持ちで植えてみた。植物を育てている人からしたら、とんでもないことなのだろう。結果はとんでもないことになった。苗はまったく大きくならないどころか、葉の色も次第に白っぽくなり、とうとう虫に食われたようになって枯れてしまった。自分でもこんなにショックを受けるとは思っていなかった。
苗にしたら土のみかけだけで大丈夫だろうと判断した人間によって、過酷な場所に植えられたことになる。生き物である限り、本来もっているものを発揮するにはまずは環境が大切。人間に当てはめるととても納得できた。植物は土に根をはり、育つために必要な栄養を土から吸収しているという当たり前のことを改めて実感する体験だった。
去年の反省から、今年はまず土を購入し、プランターの中を綺麗にしてから苗を準備した。
葉っぱができるだけ増えるように、摘心というのを一度して、写真のような感じまで育ってくれている。つやのある葉をみるとなんとも嬉しい気持ちになる。
摘心をしたときに摘んだ葉でバジルとトマトのパスタを作り、ありがたくいただいた。

今年はショウジョウバッタに食べられないように網をかぶせて苗の成長を見守ろうと思う。
**うーぱ**
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