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「人を敬うということ」

  • fcsakai2
  • Mar 6
  • 2 min read

 先日、母が亡くなった。急なことで、私以外の家族は間に合わなかったが、母の手を握り、言葉を掛けながら送りだせたことは、私にとって幸いであった。

 

 今回、私が書きたいな…と思うことは、母の葬儀を担当してくれた方との出会いの話である。

その方は40代くらいの女性の方で、明るくて優しくて、母を悼む暇もないくらい打合せや準備に追われている姉と私に、ゆっくりと寄り添ってくれた。

 その方は、「お母さまの魂は身体から抜けてしまったけれど、まだこちらの世界にいるので、声も聞こえているのですよ。」と、横たわっている母に話しかけ、なにをするにも母がびっくりしないよう、毎回「お布団がずれたので、掛けなおしますね。」「ドライアイス、冷たいですよね。」「手に触れさせてもらいますね。」と、声をかけてくれていた。自然と私たちも「最後のお別れの時は、この着物にしたんやけど、帯ってどれやったっけ?」「手、冷たくなっちゃったね。」など、母に話しかけ、母に触れた。

葬儀場のスタッフだし、プロフェッショナルなんだからと言われてしまえばそうかもしれないけれど、その方を見ていると、人を敬うってこういうことなんだなぁと学ばせてもらった。そして、そういう関わりは人に伝染するのだということも分かった。

 私も目の前に人や周りの人をこんな風に大事にできたらと思う。そして、それがまた、他の人にも伝わればいいな。

 そんなことを学ばせてもらった出会いであった。                                                 (tam)

 

 

 

 
 
 

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