もう、今年の花は終わってしまったのですが、大阪市港区の八幡屋公園には、世界三大花木のひとつ、「ジャカランダ」の木が100本近く植えられています。
ジャカランダは南米原産で日本ではあまり見かけない樹木、それがこんなにみられるのは関西ではここだけです!
そのわりに、知名度はもうひとつのような気がする。
一番多く植えられているのは体育館の屋根の上の遊歩道沿いです。八幡屋公園の体育館は、半地下で屋根の上全体が樹木や芝生でおおわれているという、ちょっとかわった建て方の施設なのです。
ジャカランダは小さな釣鐘状の花が枝の先に集まって咲き、遠くからでも、青紫の花の色が鮮やか!
ただ、インスタなどで見ると。海外のジャカランダはもっと木全体にたわわに花がつき、街全体が紫に染まっている。
八幡屋公園ジャカランダはめずらしい樹木ではあるけれど、今はまだ、体育館を覆う丘が青紫につつまれているとまでは、なっていません。
もともと南米原産で、日本には自生していないこの樹木、寒さには弱いらしい。
大阪の気候風土では、暑い国のような花の付き方はムリなのかもしれません。
だいたい、本人が大阪の屋外に植えてほしいと希望したわけでもない。
でも、植えられた以上、がんばって、毎年、冬を越して初夏に花をつけている大阪のジャカランダ。
豪華さはないけれど、けなげで、私は応援しているのです。
見ごろは、例年、父の日前後です。(k)
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